休日はミニベロに乗って

趣味の自転車(特に小径車・折り畳み自転車)についてもっと知って、さらに楽しい休日を。このブログを通じて初心者サイクリストの輪を広げていきたい!

初心者のためのツール・ド・フランス講座 2時限目 ジャージの名誉

ツール・ド・フランスは最短時間でゴールに辿りついた選手が優勝者です。

 

ツール・ド・フランスではこれ以外に、総合タイム以外にも各賞が設けられており、ステージごとの暫定ポイントによって専用ジャージが与えられます。

約3週間のレースのあいだ各ポイントリーダーは、それぞれの専用ジャージを着て走らなくてはなりません。

着用は権利か義務かと問われると義務になりますが、それぞれの選手はこのジャージを目指して走りっているので、これらのジャージを着ることは世界最高峰の名誉ということになります。

 

それぞれの賞について説明します。

 

マイヨ・ジョーヌ(個人総合タイム賞):イエロージャージ

言わずと知れた最高峰の証、イエロージャージを着た選手が暫定一位の選手です。

このイエローは第1回大会のメインスポンサーだった新聞社の紙面が黄色だったからのようです。

 

マイヨ・ヴェール(ポイント賞):グリーンジャージ

コースにはゴール以外にも2種類の通過ポイント地点が設けれらております。スプリントポイントと山岳ポイントです。それぞれ通過順位に応じて定められたポイントが付与されます。

累積スプリントポイントの暫定1位に与えられます。

このグリーンはマイヨ・ヴェールが新設されたときのスポンサーが園芸用品メーカーだったからとの納得しやすい経緯です。

 

マイヨ・ブラン・ア・ポアルージュ(山岳賞):白地に赤の水玉模様のジャージ

マイヨ・グランペールともいいます。

山岳ポイントは山の難易度区分(カテゴリー4級~カテゴリー超級)に応じてポイントが定められており、通過順位に応じて付与される累積山岳ポイントの暫定1位に与えられます。

どの賞もトップレベルの実力がなければとれない賞ですが、純粋な速さ以外にレース巧者もしくはチーム力による部分が大きいです。

しかしながらマイヨ・ブラン・ア・ポアルージュはガチの部分が他の賞に比べれば大きいです。

その点でこの賞は特別は意味を持っていると言えます。

 

この他にも、いわゆる新人賞、敢闘賞などがあるのですが、聞きなれない横文字ばっかりで混同してしまうかもしれません。

まずは上記3つを覚えておくとレース観戦はもちろん、関連ニュースなども楽しめると思います。

 

前回の今回の2回の記事で、入門編の内容を書きました。

ここまでは、どの入門書でも最初に触れられている部分なので一般的な切り口になってしまいましたが、

概要的な部分はこれまでとして次回以降は少しエッジの効いた視点で書いていきたいと思います。

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