休日はミニベロに乗って

趣味の自転車(特に小径車・折り畳み自転車)についてもっと知って、さらに楽しい休日を。このブログを通じて初心者サイクリストの輪を広げていきたい!

気づいた時にはもう遅い、ホントに恐ろしいハンガーノック

サイクリストじゃなきゃ言葉すら知らない人が多いであろう症状、ハンガーノック。

私は医学的知識は全くないので詳しいことはよくわからないが、 要はエネルギー切れです。

ロードレースで補給食を採ってるシーンはよく見かけますが、知らない人からすればレース中に食事するなんて気軽なスポーツなんだなと思うのかもしれない。 
でも、長時間の競技だから途中でご飯食べている訳じゃないんですよ。
筋力や心肺機能が限界を迎える前にエネルギーが切れてしまうスポーツだからなんです。

私はその必要性も知ってたいけど、ハンガーノックって限界ギリギリで走っている人達の話であって、私のような素人サイクリストには縁のない話だと思っていた。

今思うと、その時、私は大きな思い違いをしていたんですね。
限界点が低い素人の方が、むしろ危険水域がすぐそこにあるということ。
そして私は、ミニベロに乗り始めておよそ3ヶ月後、夏の暑い日ではあったのだけど、なんと100km足らずの走行でハンガーノックに見舞われました。正確に言えば病院で診断を受けた訳ではないのでハンガーノックかどうかわからないけど、いわゆるハンガーノックの症状に。

その日はビンディングペダルを初めて装着した日。
装着後、効果を試したくて早速、走りに出掛けました。ビンディングを外す練習しながら向かったコースは勝手知ったる江戸川サイクリングロード、特に目的地も決めずに走り出しました。
ミニベロにビンディングペダルってどうなのよ?って想いも正直あって片面SPD、もう片面がフラットの初級者モデルをチョイス。でもこれが想像以上に快適で走れる走れる。
スピードレンジもこれまで全く違って楽しいのなんのって。
調子に乗ってしばらく走っていると、 あれっ!おかしい。

体はバテてないし、足の筋力もまだ悲鳴を上げてないけど、体に力が入らない。マジでちょっとヤバイかも…。
体はまだ元気なはずなのに急に体から力が抜けちゃうのって、これまでにない経験で軽くパニックでした。

日頃の疲れが溜まっていたのかなぁ〜ダメだもう帰ろう!と思って家路に向かってゆっくり走っていたのですが、ちょっとフラフラしてる自覚もあったので少し休むことに。

さっき練習したとおり、スピードおとして 左足のビンディングを外して地面に着こうとした瞬間、バランスを崩して車体が右側に傾く。おーーーーっ、右足を着くことなんて想定しておらず、焦ってもビンディングは外れてくれず、そのまま人生初の立ちゴケを経験。

路上でもなく、周囲に人もいなかったので立ちゴケのシチュエーションとしては恵まれてはいたのだけど、立ちゴケは正直ショックだったなぁ。

その場でしばらく休んで家に帰ったわけだど、後から思うとあれがハンガーノックなんだなぁて。 

 

それ以来、軽いトラウマみたいなもので、サドルバッグの中に補給食が入ってないと不安だし、サイクリング中も早め早めにエネルギー補給するようになりました。

 

人のことを言える立場ではありませんが、特に初級者のみなさん、くれぐれもお気を付けください。

 

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