購入を見送ることにしました宣言。警音器『knog Oi』
ちょっと固く細かい話からはじめます。
自転車には警音器を装着しなければなりません。道路交通法では第54条で警音器の使用等については規定がありますが装着については定められていないので、警音器を装着していないことは違反ではないのではないか。との解釈もあるようです。
しかし、私の住む埼玉県では埼玉県道路交通法施行細則第10条2頁に「警音器を備えず、又はその機能が十分でない自転車を運転しないこと。」と明記されております。
そして、その警音器は道路交通法第54条において道路標識で指示のあることろでは鳴らさなければならず、それ以外の場所では危険回避のためやむを得ない場合を除き鳴らしてはならないと定められています。
道路標識での指示とは見通しの悪い山道などでこちらの存在を知らせるために警笛鳴らせ!というピカチュウの雷みたいなのを横にしたような標識です。車のドライバーだって道路標識に従って鳴らしたことがある人って少ないんじゃないでしょうかね。
自転車も軽車両として車と同様のルールが適用されます。
さぁ、見通しの悪い道路で自転車のベルを鳴らしたところで誰に聞こえるのでしょうか。
反対側から向かってくる車にちゃんと届くでしょうか。とても静かなところで、対向車がプリウスだったら聞こえるのかなぁ。いずれにしてもそれがルール。
逆に横並びで歩いている歩行者に「ちょっと通して」って軽い気持ちでベルを鳴らせばそれは明確な道路交通法違反です。
要するに、自転車はベルを使う機会がほとんどないけど、付けておかなきゃいけない物なのです。
なぜこの話からしたかというと、ベル選びは実用性を考える必要はなくファッションで選んでいいんですよ。という前提でのベル選びだからです。
出典:https://usd.knog.com.au/oi-bike-bell.html
そしてそのファッション性で気になっていたのが「Knog Oi」。サイクルモード2016にも展示してあって多くの方が興味を持っていたようでした。
見た目はやっぱりファッショナブルだし、音色もなかなかでした。あとは何処に着けるかという問題。一番フィットするのはフラットバーハンドルの自転車でグリップの根元に付けることですね。リングにワイヤーケーブルを通す隙間が用意されているのでスッキリ装着できると思います。
でも私のバイクはブルホーンハンドルなので、ハンドル側にはフィットしません。そうなると今度はステム周りということですが、ステム脇にはライトとサイクルコンピュータがセットしてあります。フロントバッグを着けることもあるので、そこにベルをつけてしまうとゴチャゴチャしちゃいそう、折角のスタイリッシュなベルが台無し。
結果、ベル自体はカッコいいんだけど、残念ながら購入は見送ることにしました。
ちなみに、サドルに風鈴みたいなベルをぶら下げて走っている方がいらっしゃいますが、あれはいいですね!抜かれる側の立場とすれば。
接近してくる状況がわかるので、スムーズに道を譲れますからね。