自転車アニメはズルい!
最近、自転車アニメの情報をよく目にする気がするのは、私が自転車に興味を持ち始めたからなのでしょうか。「弱虫ペダル」や「ろんぐらいだぁす!」など。これらのアニメは自転車乗りの方以外にもスゴく人気がありますよね。アニメを観て自転車を買ったという人も少ないんじゃないでしょうか。
かくいう私も自転車に乗り始めたきっかけは「弱虫ペダル」。私の愛車はフィールディングバイクなので、「ろんぐらいだぁす!」を観て始めたという方が自然なのでしょうが、自転車を買おうと思った時、まだ「ろんぐらいだぁす!」の存在を知らなかったことと、「ろんぐらいだぁす!」ではミニベロは自転車を始めるきっかけで、早くも2巻目でその時期を通り過ぎてしまったので、「ろんぐらいだぁす!」を先に知っていても自転車を始めるきっかけにはならなかったのではないかと思います。
とは言いながらも、「ろんぐらいだぁす!」は作品自体、大好きで、コミックも読んでますしアニメも観ています。でも実は初回放送をうっかり見逃してしまったのです。ところがその後アニメ制作上の問題で、第3話の放映が間に合わず第1話の再放送になってしまいました。わざわざ私のためにありがとう!です。
この2つの作品に共通しているのが自転車やロケーションが実在するものであるということ。自分と同じ自転車や好きな自転車が作品に登場したり、土地勘のある場所が出てきたりすると嫌がおうにもテンションがあがります。そして作品にのめり込んでいきます。
一方で「弱虫ペダル」ではリアル感を感じつつも、そんな走り方は絶対に出来ねーだろー!ってものがチョクチョク出てくるし、「ろんぐらいだぁす!」に登場するようなかわいい女子大生ばかりが走っていようものなら、オッサンどもは鼻の下を伸ばしてサイクリングに繰り出し、週末のサイクリングロードは大賑わいになりますよ!
そんな実物とフィクションがうまく融合されているのが幅広い年齢層にも受け入れられているのだと思います。それにも拘わらず、何かしらの勘違いをして自転車を始めるんですね。私のように・・・。
でも、よくよく思い出してみると、野球をやるのが当たり前だった少年時代、「キャプテン翼」の放映がはじまると、みんな一斉にサッカーを転向したり、「スラムダンク」がブレイクすると、バスケ部の部員が増えすぎて大変なことになったりと、スポーツに関するアニメの影響はいつの時代も大きいのだと思います。
ただ、40歳過ぎのオッサンがアニメを観て自転車始めるなんて少年時代には想像もつかなかっただろうなぁ。