やっぱりスゴイと改めて思う。心に響くCM 『イチローが嫌いだ!』 TOYOTA
リオオリンピック・パラリンピックの時によく放映されていたTO
放映された当初、賛否両論で話題になったCMでしたが、この強烈 なキャッチコピーは圧巻でしたね。
「イチローが嫌いだ?」そんなコトバ、日本語にありましたっけ? と思うほどの違和感。
そして、それに続く心に刺さるフレーズ。
「イチローが嫌いだ! あの人を見ていると限界という言葉が言い訳みたいに聞こえるから」
「イチローが嫌いだ! あの人を見ていると自分に嘘をつけなくなるから」
「イチローが嫌いだ! あの人を見ていると努力すら楽しまなきゃいけない気がするから」
「イチローが嫌いだ! あの人を見ているとどんな逆風もチャンスに見えてくるから」
賛否両論が沸き上がり話題となったのはビジネス的な視点でいえば 大成功。批判で炎上するケースはありますが、 賛否があるというのは、 いい意味でそれだけ注目されたということの裏返し。イチローを嫌 いな日本人なんてほとんどいないと思うし、批判している人達だっ てCMプランナーが悪意をもって、もくしは、いらずらに「嫌い! 」と表現してのではないことは百も承知のはず。嫌いという表現で イチローを称賛していることは誰の目にも明らかだから、批判コメ ントも辛辣なものではなかったように感じました。
面白いCMは他にもあります。例えばauの三太郎シリーズなどは ホント名作ですよね。最近、シリーズモノのCMが増えてきている ように思いますが、キャスティング、 ストーリー展開やテンポなど、それらのなかでも一線を画していて 、早く続きが観たいと思いますもの。
でも、これらのCMと比べても、やはり『イチロー・・・』はアス リートの想いを引用したドキュメント要素が強いということもある かもしれませんが心に響きます。
私は出演しているアスリートの日々の努力を知りませんが、イチロ ーと比較するワンフレーズでどれだけの努力をしているのか想像を 駆り立てられます。
心に響くというのはこういうことなんだとの想いで、間違いなく私 のなかでのCM of the yearです。
ちなみに本物のCM of the year、正確には「Brand of the yaer 2016」というらしいですが12月14日(水)に発表される予定です。(私は1 mmも関与しておりません)
映像作品などで人に感動を与えるのって、ちょっと間違うと偽善的 な面が強くなりがちです。ですから私、個人的にはテレビ番組なども感動モノは敬遠 しがちです。このことは家族にも周知のはずだったのですが、 どうも最近では「パパは感動しない人(=薄情な人)」と少し誤解 されている感があります。
言っておきますが感動しないのではないです。むしろ、年相応に涙腺ウルウルで涙 もろくなっているんですけど。
もはやイチローがスゴイのか、他のアスリートがスゴイのか、CM を作った人達がスゴイのか、わけがわからなくなっていますが、放 映されてしばらく時間が経った後に感じるやっぱりスゴイ!って。 ホンモノなんだと思います。
このスゴイが自分でも何かに活かせたらと思い、手帳に書いた『イ チローが嫌いだ!』を読み返しておりますが、いまだアイディアが 浮かびません・・・。完全に迫力負けしてます。
来年の手帳が何かと話題になる時期ですが、私の手帳は4月切り替 え。あと4ヵ月はいまの手帳を使うので、それまでに何かのきっかけになっていれば思います。