休日はミニベロに乗って

趣味の自転車(特に小径車・折り畳み自転車)についてもっと知って、さらに楽しい休日を。このブログを通じて初心者サイクリストの輪を広げていきたい!

やっぱりスゴイと改めて思う。心に響くCM 『イチローが嫌いだ!』 TOYOTA

リオオリンピック・パラリンピックの時によく放映されていたTOYOTAの企業CM。今更ながらですがスゴイCMですよね。何か仕事のアイディアになればと思い、ジャンルを問わず気になった商品やフレーズは手帳にメモするようにしています。メモしたほとんどのコトバは後で見返したときに自らの二重線で消えていく運命なのですが、消えずに残っているメモのひとつに『イチローが嫌いだ!』があります。

 
放映された当初、賛否両論で話題になったCMでしたが、この強烈なキャッチコピーは圧巻でしたね。
「イチローが嫌いだ?」そんなコトバ、日本語にありましたっけ?と思うほどの違和感。
そして、それに続く心に刺さるフレーズ。
 
「イチローが嫌いだ!あの人を見ていると限界という言葉が言い訳みたいに聞こえるから」
「イチローが嫌いだ!あの人を見ていると自分に嘘をつけなくなるから」
「イチローが嫌いだ!あの人を見ていると努力すら楽しまなきゃいけない気がするから」
「イチローが嫌いだ!あの人を見ているとどんな逆風もチャンスに見えてくるから」
 
賛否両論が沸き上がり話題となったのはビジネス的な視点でいえば大成功。批判で炎上するケースはありますが、賛否があるというのは、いい意味でそれだけ注目されたということの裏返し。イチローを嫌いな日本人なんてほとんどいないと思うし、批判している人達だってCMプランナーが悪意をもって、もくしは、いらずらに「嫌い!」と表現してのではないことは百も承知のはず。嫌いという表現でイチローを称賛していることは誰の目にも明らかだから、批判コメントも辛辣なものではなかったように感じました。
 
面白いCMは他にもあります。例えばauの三太郎シリーズなどはホント名作ですよね。最近、シリーズモノのCMが増えてきているように思いますが、キャスティング、ストーリー展開やテンポなど、それらのなかでも一線を画していて、早く続きが観たいと思いますもの。
 
でも、これらのCMと比べても、やはり『イチロー・・・』はアスリートの想いを引用したドキュメント要素が強いということもあるかもしれませんが心に響きます。
私は出演しているアスリートの日々の努力を知りませんが、イチローと比較するワンフレーズでどれだけの努力をしているのか想像を駆り立てられます。
心に響くというのはこういうことなんだとの想いで、間違いなく私のなかでのCM of the yearです。
ちなみに本物のCM of the year、正確には「Brand of the yaer 2016」というらしいですが12月14日(水)に発表される予定です。(私は1mmも関与しておりません)
 
映像作品などで人に感動を与えるのって、ちょっと間違うと偽善的な面が強くなりがちです。ですから私、個人的にはテレビ番組なども感動モノは敬遠しがちです。このことは家族にも周知のはずだったのですが、どうも最近では「パパは感動しない人(=薄情な人)」と少し誤解されている感があります。
言っておきますが感動しないのではないです。むしろ、年相応に涙腺ウルウルで涙もろくなっているんですけど。
 
もはやイチローがスゴイのか、他のアスリートがスゴイのか、CMを作った人達がスゴイのか、わけがわからなくなっていますが、映されてしばらく時間が経った後に感じるやっぱりスゴイ!って。ホンモノなんだと思います。
 
このスゴイが自分でも何かに活かせたらと思い、手帳に書いた『イチローが嫌いだ!』を読み返しておりますが、いまだアイディアが浮かびません・・・。完全に迫力負けしてます。
来年の手帳が何かと話題になる時期ですが、私の手帳は4月切り替え。あと4ヵ月はいまの手帳を使うので、それまでに何かのきっかけになっていれば思います。
 
Copyright (C) 2016 jacknote.com All Rights Reserved.